楽天市場出店で儲からず失敗。ネットショップ経験談から導かれる失敗の共通点とは。
こんにちは。
E-Chokブログです。
本日はネットショップ出店で誰もが検討する楽天市場出店で失敗する理由についてお話します。
テレワークや巣ごもり需要の影響もあり、確実に流通を伸ばしているＥＣ業界。
ネットショップに参入する企業や、オンラインビジネス中心に切り替えている企業も多いと思います。
そんな中で、ネットショップを出店するからには、絶対に成功したいですよね。
今回は実体験に基づいた、特に楽天市場出店で、ネットショップ開業に失敗した方々の共通点についてお話します。
楽天市場は売れるECモールである
よく、楽天ってなかなか売れませんよねという質問やお声を頂きます。この答えに対する答えは必ずと言っていいほどNOです。特に楽天市場を贔屓して見ている訳ではございません。
確かに出店店舗数が少なかった時期と比較すると販売するのが難しくなったのは事実かもしれませんが、依然として売れるECモールである事に変わりはありません。
では、何が悪いのか。答えは店舗運営方法です。
売れていない店舗様の共通点が必ずと言っていいほど存在します。楽天市場はもう売れなくなってしまった。楽天市場は競合が多いと嘆く前にぜひ原点に戻ってみて下さい。
売れないのはネットショップモールの責任ではなく、自店にあるケースがほとんど100%です。
そもそも、本当に売れていないのであれば毎年出店店舗数は減少するはずですし、流通金額も落ちていく一方です。
今からネットショップに出店を検討されている方は、ぜひこの考え方を忘れないようにして頂ければと思います。
楽天市場にこだわらず、他のECモールでも売れないのは自店に何か責任があるのではないかと考えるようにしましょう。
販売商品の流通をチェックしない
商品も仕入れたし、ネットショップの審査も通っていざ開店して商品をアップしたのに全然売れない。こんな経験をした方も少なくないです。
実際に、弊社にお問い合わせ頂いた方でもほとんどアクセスが来ていない状況が続いていると言う方も多いです。
なぜ、そうなってしまったのか理由は単純です。その商品の流通がECモール内に存在しないからです。
ネットショップで需要がない商品は売れる事がありません。いくら商品を上げたところで、アクセス人数が増える事は一向にないのです。
意外とネットショップを出店する前段階でこのチェックを怠る場合が多いのです。
また、流通同様に販売商品の平均単価を調べないケースが多いです。相場が大体2,000円付近で販売されているモノを4,000円で販売したところで、なかなか売れません。
この場合によく聞く回答として、弊社の商品は他社商品との差別化を図っていて●●が違うんです。があります。
消費者がそこまで差別化の要求をしているのか、そこそこの価格でそこそこの品質のモノを求めている場合、差別化された商品にニーズは無くなってしまいます。
この場合も、差別化された商品には流通が無いという判断になります。このように慎重に自社商品がマーケットに適しているのかを判断する必要があります。
出品すれば売れると考えている
友人の社長が楽天に出店したらすぐに売れたと言って、今回出店して商品アップしましたが全然売れません。
これも、実際にあったお話です。知り合いからの話を聞いてネットショップは出店して出品するだけで売れると思ってしまっている場合です。
確かに、ネットショップという存在がまだまだ認知される前の段階でしたら、出品しただけで売れていた時代もあったかと思います。
しかし、これだけ競合ひしめく現代のEC業界の中で、出品するだけで売れるなんて事はあり得ません。
商品ページ作成、各施策、お客様対応、価格調整など、SEOなど様々な細かい事をこなして初めて売れるショップへとなっていきます。
全然ネットショップの知識が無く、なんとなく売れそうだから出店してみようかなと考えている場合は注意が必要です。
商品ページが作れない
商品ページが作れない場合は、消費者に魅力が伝わらずに商品が売れにくくなってしまいます。
ネットショップで商品ページを作る際には、商品撮影から構成、文言、デザイン編集、コーディングなど様々な要素を経て、商品ページへとなります。
この作業ができないとネットショップをしっかり運営するのが難しいでしょう。
実店舗で例えると、ボロボロで汚い状態でお店を構えて、お客様を呼び込んでいるのと同じ状態です。
よほど有名な老舗のお店でもない限りは、立ち寄る事は無いでしょう。ネットショップも同じで、汚い商品ページのお店にユーザーが訪れてお買い物する事はありません。
商品ページを作れない場合は、スタッフを雇う。もしくは、外注に依頼するなど、商品ページ制作の予算を考えた上でネットショップに出店するようにしましょう。
キャッシュフローと利益率を考えない
仕入れた商品が思ったように売れずに、現金回収が出来ず販促費及び仕入れができない状況になってしまう事がよく起きます。もしくは、売上は好調で利益も出ているのですが、販促費の支払いの方が売上入金よりも早く、黒字倒産なんて場合もあります。
また、ネットショップの手数料や送料などを考慮せず値段をつけた結果、思っていた以上に手元に現金が残らないという場合もあります。
上記なような状況は、キャッシュフローと利益率を考慮せず販売した結果起こります。つまり、お金の流れとどれぐらい儲かるかを計算していないということです。
ネットショップでは、様々な販管費が色々な時系列での支払い、入金が生じます。その為、通常の実店舗よりお金の見える化が難しくなります。
どんぶり勘定で運営していると、知らず知らずのうちに経営が難しい状況に立たされます。
今からネットショップを運営しようと考えている方は、最低限どのような費用がどのタイミングでかかってくるのかを調べてから、出店するようにしましょう。
まとめ
このようにネットショップの出店に失敗して、利益を出すどころか損失になってしまったという事はよくある事です。
しかし、上記記載の事に最低限気を付けていれば、損失になったとしても大きなダメージにはならず、次につながるはずです。
ネットショップは準備が非常に大切です。ネットショップで成功する為にも、出店前にしっかりと準備をしてから、出店申請するようにしましょう
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