楽天の商品画像サイズ・ガイドラインを徹底解説!違反を防ぎ、売上につながる画像の作り方

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楽天市場の商品画像を作成する際、「画像サイズは何ピクセルが適切なのか」「サムネイルにはどこまで文字を入れてよいのか」「ガイドラインに違反するとどうなるのか」と悩んだことはないでしょうか。

楽天市場では、商品画像に関するガイドラインが定められており、画像サイズや背景、テキストの配置などに注意する必要があります。

結論からいうと、商品画像は700×700ピクセル以上の正方形が公式に推奨されており、実務では1200×1200ピクセルを基準に制作するのがおすすめです。

また、第1商品画像(サムネイル)とSKU画像には、テキスト占有率20%以下、枠線の禁止、背景の制限などのルールが設けられています。

ただし、ここで一つお伝えしたいことがあります。

商品画像は、ガイドラインを守って作れば売れるというものではありません。

ガイドラインはあくまで守るべきルールです。その枠組みの中で、誰に何を伝え、競合商品とどう差別化するかを考えることが、売上につながる画像制作の本質だと考えています。

この記事では、楽天市場の商品画像サイズとガイドラインを解説したうえで、クリック率や転換率の改善につながる商品画像の設計方法までご紹介します。

【目次】

楽天市場の商品画像サイズは?推奨サイズ・容量・形式を一覧で解説

まず、楽天市場の商品画像の基本的なサイズから確認していきましょう。

楽天市場の商品画像には、検索結果などで表示される第1商品画像(サムネイル)、2枚目以降の商品画像、SKU画像、商品説明用の画像などがあります。

それぞれ役割が異なるため、用途に応じた画像サイズを考えることが大切です。

商品画像の推奨サイズ一覧

画像の種類推奨サイズの目安用途・注意点
第1商品画像(サムネイル)1200×1200px公式推奨は700×700px以上。正方形で制作し、画像ガイドラインを遵守する
2枚目以降の商品画像1200×1200px特徴・使用シーン・サイズなどを説明する。正方形に統一すると管理しやすい
SKU画像1200×1200px色・サイズなどの選択肢を示す。第1商品画像と同様のガイドラインに注意する
商品説明用の縦長画像横幅750〜1000px程度商品説明欄などで利用する場合の制作目安。実際の表示幅や登録先の仕様に合わせる

※1200×1200pxおよび説明用画像の横幅750〜1000pxは実務上の推奨値であり、楽天市場がすべての画像に指定している必須サイズではありません。

楽天市場の公式情報では、商品画像について正方形の700×700ピクセル以上が推奨されています。

ただし、実際の制作では1200×1200ピクセルをおすすめします。理由は、スマートフォンの高解像度表示や、画像を拡大して確認するユーザーへの対応を考えると、ある程度の解像度を確保しておいた方がよいためです。

もちろん、画像サイズを大きくすれば売上が上がるというわけではありません。画質を保ちながら、ファイル容量も適切に抑えることが基本となります。

画像の容量・ファイル形式・登録枚数

項目内容
推奨画像サイズ700×700px以上の正方形
実務上の制作推奨サイズ1200×1200px
一般的に案内される最大画像寸法横3840×縦3840px
一般的に案内されるファイル容量上限1枚あたり2MB
制作時の容量目安画質を確認しながら200〜500KB程度を目指す
対応画像形式JPEG・PNGなど。登録先によってGIFの取り扱いに注意
商品画像欄の登録枚数最大20枚

※最大3840×3840px、2MBという数値は複数のEC運営関連資料で紹介されていますが、今回確認できた一般公開の楽天公式資料からは最新の登録上限を直接確認できませんでした。実際の登録前には、RMSの店舗運営NaviやR-Cabinetの最新仕様をご確認ください。

ここで気をつけたいのが、画像サイズとファイル容量は別のものだという点です。

例えば、1200×1200ピクセルの画像でも、保存形式や画質設定によって容量は変わります。必要以上に容量が大きいと、画像管理やページ表示の負担につながる可能性があります。

商品写真の細部がつぶれない範囲で圧縮し、スマートフォンで実際に確認することをおすすめします。

楽天市場の商品画像ガイドラインとは?必ず押さえたい4つのルール

続いて、楽天市場の商品画像登録ガイドラインについて解説します。

まず理解しておきたいのは、ガイドラインの対象となるのは、主に第1商品画像とSKU画像であるということです。

2枚目以降の商品画像には、ここで紹介するテキスト占有率や背景などの個別ルールは原則適用されません。ただし、著作権や景品表示法、楽天市場のその他の規約については、すべての画像で遵守する必要があります。

① テキスト要素の占有率は20%以下にする

楽天市場では、第1商品画像やSKU画像に配置するテキスト要素の占有率を20%以下にすることが求められています。

ここでいうテキスト要素には、次のようなものが含まれます。

  • 商品名やキャッチコピー
  • ブランドロゴ・企業ロゴ
  • 商品のサイズや機能を示す文字
  • 「送料無料」「〇%OFF」などの販促文言
  • 文字を含むバッジや装飾的な要素

注意したいのは、文字数ではなく画像内で占める面積が基準になるということです。

例えば、「送料無料」という4文字だけであっても、画像の大部分を占めるほど大きく配置すれば、ガイドラインに抵触する可能性があります。

画像を縦10マス、横10マスの合計100マスに分割し、テキスト要素がかかる範囲を確認する方法もあります。

ただし、手動で計算した結果がそのまま楽天市場の判定結果になるとは限りません。最終的にはRMSの画像判定機能などで確認してください。

② 画像の枠線を使用しない

第1商品画像とSKU画像では、枠線を使用しないことが求められます。

例えば、次のようなデザインには注意が必要です。

  • 画像の四辺を囲む枠線
  • 画像の角に配置したL字型の線
  • 上下や左右に配置した帯状のデザイン
  • 枠線と判断される可能性がある装飾

枠線は、検索結果の中で自社商品を目立たせるために使いたくなるデザインの一つです。しかし、ガイドラインに抵触する表現は使用できません。

競合商品と差別化する場合は、枠線に頼るのではなく、商品の構図や背景写真、キャッチコピーなどで工夫することをおすすめします。

③ 背景は単色の白、または写真背景にする

楽天市場の第1商品画像とSKU画像では、背景にもルールがあります。

原則として認められるのは、単色の白背景、または商品に関連した写真背景です。

例えば、白背景で商品を大きく見せる画像や、実際の使用シーンを撮影した画像などが考えられます。

一方で、ベージュやグレーなど白以外の単色背景、グラデーション背景、商品と関連性のない合成背景などは、違反と判断される可能性があります。

なお、画像の合成がすべて禁止されているわけではありません。商品と関連性のある自然な写真背景など、条件によって認められるケースもあります。

ただし、商品のサイズ感や実際の使用状況を誤認させるような合成は避けてください。

④ アニメーションGIFを使用しない

第1商品画像とSKU画像には、アニメーションGIFを使用できません。

商品の動きや使用方法を伝えたい場合は、商品説明欄など、掲載先の仕様上利用できる場所で表現する方法を検討しましょう。

また、画像ガイドラインに適合していても、複数SKUをまとめた商品では別途確認が必要な場合があります。

例えば、内容量やセット数の異なる商品を1ページで販売する場合、検索結果の表示価格と実際に画像で紹介している商品の内容が一致しているかに注意してください。

複数SKUのまとめ方や価格表示については、楽天市場の「SKUのまとめ方に関するガイドライン」も併せて確認する必要があります。

楽天の商品画像ガイドラインに違反するとどうなる?違反点数と登録エラーの違い

商品画像のガイドラインに違反した場合、店舗運営に影響が生じる可能性があります。

楽天市場の公式「取扱禁止商材・禁止行為ガイドライン」では、商品画像登録ガイドラインに反する行為について、違反点数5点が定められています。

ただし、画像が判定ツールで不適合になった瞬間に、必ず5点が加算されるという意味ではありません。実際の違反認定や加点は、楽天市場の運用に基づいて行われます。

違反点数が累積すると、検索順位の低下などの措置につながる場合があります。また、違反の内容や累積状況によって、店舗運営上の制限を受けるリスクもあります。

楽天スーパーSALEなどの販促機会や広告運用にも影響が及ぶ可能性があるため、ガイドライン違反を放置しないようにしましょう。

ただし、画像違反が一つ見つかっただけで、すべての広告配信やランキング掲載が自動的に停止されるというものではありません。具体的な措置は、違反内容や適用制度によって異なります。

ガイドライン違反と画像の登録エラーは別の問題

もう一つ知っておきたいのが、画像を登録できないケースです。

ガイドライン違反と、システム上の登録エラーは分けて考える必要があります。

問題具体例主な対応
ガイドライン違反文字が多すぎる、枠線がある、背景が不適切画像のデザインを修正する
画像容量・寸法のエラー登録先の上限を超えている画像サイズや容量を調整する
ファイル形式のエラー登録先で対応していない形式を使用している対応形式へ変換する
画像保存領域の容量不足R-Cabinetの使用容量が上限に達している不要画像の整理や容量プランの確認を行う
登録枚数の超過商品画像欄の登録上限を超えている画像枚数を整理する

例えば、テキスト要素が多い画像は、システム上は登録できてもガイドライン違反となる可能性があります。

反対に、ガイドラインに適合した画像でも、ファイル容量が上限を超えていれば登録エラーになることがあります。

「登録できたから問題ない」とは限らない点に注意してください。

楽天の商品画像ガイドラインを確認する方法|RMSの判定機能を活用する

画像を制作したら、RMS(楽天市場の店舗運営システム)の画像判定機能を活用して、ガイドラインへの適合状況を確認しましょう。

楽天市場では、商品画像の判定や確認に関する機能が用意されています。

  • 商品画像判定ツール:画像単位でガイドラインへの適合状況を確認する
  • 商品画像一括判定機能:複数画像の判定をまとめて行う
  • 商品画像判定レポート:登録済み画像の判定状況を確認する
  • テキスト要素の確認機能:画像内の文字要素を確認する際に活用する

※機能名称や操作画面は更新される場合があります。最新の操作方法についてはRMSの店舗運営Naviをご確認ください。

画像制作後は、次の流れで確認すると効率的です。

  • ① 画像サイズ・容量・ファイル形式を確認する
  • ② 第1商品画像とSKU画像を判定機能で確認する
  • ③ 不適合と判定された箇所を修正する
  • ④ RMSへ登録し、実際の商品ページを確認する
  • ⑤ スマートフォンの検索結果で視認性を確認する

ここで大切なのは、ガイドラインの判定が完了した時点で画像制作を終わらせないことです。

ルールを守れているかという確認と、ユーザーに商品の魅力が伝わるかという確認は、まったく別のものだからです。

楽天の商品画像はサムネイルと商品ページ内で役割が違う

ここからは、売上につながる商品画像の作り方について解説します。

まず理解していただきたいのは、第1商品画像と2枚目以降の商品画像では、果たすべき役割が異なるということです。

サムネイルはクリック率を高めるための画像

第1商品画像の主な役割は、検索結果などでユーザーの興味を引き、商品ページへアクセスしてもらうことです。

楽天市場では、同じような商品が検索結果に並びます。ユーザーはその中から、商品画像・価格・レビューなどを比較して、どの商品を見るかを判断します。

つまり、サムネイルでは短い時間で「どんな商品なのか」「自分に関係がある商品なのか」が伝わる必要があります。

例えば、サムネイルに次のような工夫が考えられます。

  • 商品を大きく配置し、何の商品なのか一目で伝える
  • 購入者にとって魅力的な特徴を一つに絞る
  • 競合商品と比較したときに埋もれない構図を選ぶ
  • スマートフォンでも読める文字サイズにする
  • ガイドラインの範囲内で訴求内容を整理する

なお、キャッチコピーを増やせばクリック率が上がるとは限りません。むしろ情報が多すぎることで、商品の魅力が伝わりにくくなるケースもあります。

限られたスペースで何を伝えるか、優先順位を決めることが大切です。

2枚目以降の商品画像は転換率を高めるための画像

一方、商品ページ内の画像は、アクセスしてきたユーザーに商品を理解してもらい、購入を判断するための情報を伝える役割があります。

ここで考えるべきなのは、ユーザーが購入を決めるために、どんな情報をどの順番で知りたいのかという点です。

例えば、以下のような画像構成が考えられます。

画像の順番主な役割伝える内容の例
1枚目興味・クリックの獲得商品と最大の訴求ポイント
2枚目魅力の提示商品の一番の強み・購入メリット
3〜4枚目特徴の理解機能・素材・こだわり・他商品との違い
5〜6枚目使用イメージの具体化使用シーン・利用方法・サイズ感
7〜8枚目購入前の不安解消仕様・セット内容・注意事項
9枚目以降追加の判断材料実績・保証・配送情報・その他の補足

※これは画像構成の一例です。商品やターゲットによって最適な順番は異なります。

例えば、食品であれば味や食べ方、内容量が購入判断に大きく関係します。一方、財布や収納用品であれば、収納力やサイズ感、素材、使い勝手などが重視されるでしょう。

どの商品でも同じ順番で画像を作ればよいというわけではありません。

購入者が知りたい情報を洗い出し、その商品に適した順番に組み立てることが必要です。

売れる商品画像はターゲットから逆算して設計する

ここまで、楽天市場の商品画像のサイズやガイドライン、サムネイルと商品ページ内の画像の役割について解説しました。

では、実際に売れる商品画像を作るには、何から始めればよいのでしょうか。

私たちは、画像のデザインから考えるのではなく、誰に何を伝えるのかという設計から始めるべきだと考えています。

商品画像の制作で、よくあるのが「この商品はこんな特徴があるから、それを画像に入れよう」という考え方です。

もちろん、商品の特徴を伝えることは必要です。しかし、その特徴を購入者が魅力に感じるかどうかは別の話です。

例えば、「高級感のある商品」という特徴があっても、購入者が価格の安さや使いやすさを求めているのであれば、高級感だけを訴求しても十分に響かないかもしれません。

そこで、私たちは次の順番で商品画像を設計することをおすすめしています。

  • ① 誰に販売する商品なのかを明確にする
  • ② そのターゲットが何を求めているのかを考える
  • ③ どんな印象を与えたいのかを決める
  • ④ 何をどの順番で伝えるかを設計する
  • ⑤ 伝えたい内容に合わせて文章とデザインを制作する

ここ、かなり重要です。

私たちは、商品画像が売上につながるかどうかの大部分は、デザインを始める前の設計段階で方向づけられると考えています。

見た目がきれいな商品画像でも、訴求する相手や内容がずれていれば、購入につながらない可能性があります。

① 競合商品のレビューから実際の購入者を調べる

まず取り組んでいただきたいのが、競合商品の調査です。

特におすすめなのが、自社商品と近しい商品を販売している楽天市場の競合店舗のレビューを確認することです。

レビューでは、購入者の年齢や性別などの情報が表示されている場合があります。こうした情報を確認することで、実際にどんな人が商品を購入しているのか、仮説を立てる材料になります。

例えば、次のような項目を確認してみましょう。

  • 購入者の年齢層や性別の傾向
  • 自分用なのか、プレゼント用なのか
  • 何を目的に購入しているのか
  • どのような点を高く評価しているのか
  • 購入前にどのような不安を抱えていたのか
  • 低評価レビューでは何が問題になっているのか

ただし、レビューに表示される年齢や性別は、すべての購入者を網羅したデータではありません。投稿者に偏りがある可能性もあるため、断定ではなくターゲットを考えるための参考情報として活用してください。

また、年齢や性別だけでなく、レビュー本文の内容にも目を向けてみましょう。

例えば、「母へのプレゼントとして購入した」「仕事で毎日使っている」「思っていたより軽かった」といったレビューが多ければ、その商品がどのような場面で評価されているのかを考えるヒントになります。

レビューは評価点数を確認するだけのものではありません。

実際の購入者が何を求め、何に満足し、何に不満を持っているのかを知るための情報源でもあるのです。

② ターゲットに合わせて商品の訴求を決める

ターゲットの仮説を立てたら、次は何を訴求するのかを考えます。

例えば、同じメガネケースであっても、購入する人によって求める価値は異なります。

  • 持ち運びやすさを求める人:軽さやコンパクトさ
  • 大切なメガネを保護したい人:耐久性や保護性能
  • プレゼントを探している人:デザインや高級感
  • 価格を重視する人:価格と機能のバランス

同じ商品であっても、誰に販売するかによって、一番に伝えるべき内容は変わります。

そして、その内容によって、商品画像に使用する写真や文章、デザインも変わってくるはずです。

だからこそ、最初にターゲットを決める必要があります。

③ 伝えたい印象からデザインを考える

ターゲットと訴求内容が決まったら、ようやくデザインを考えます。

例えば、同じ商品でも「高級感」を伝えたいのか、「親しみやすさ」を伝えたいのかによって、適したデザインは異なります。

高級感を伝えたいのであれば、写真の質感や余白、落ち着いた配色などが候補になります。

一方、親しみやすさや手軽さを伝えたいのであれば、実際の使用シーンや、分かりやすい言葉を中心とした構成が合うかもしれません。

ここで注意したいのが、自分たちが好きなデザインと、ターゲットに適したデザインは必ずしも一致しないという点です。

デザインは目的ではなく、伝えたいことを実現するための手段です。

「どんなデザインにするか」ではなく、「どんな印象を与えたいから、このデザインにするのか」と考えてみてください。

楽天の商品画像で競合と差別化するには?同種商品の画像を参考にする

商品画像を制作する際、最初からすべてを自分たちで考える必要はありません。

特に、初めて商品画像を制作する場合は、自社商品と近しい商品を販売している競合店舗の商品ページを参考にすることをおすすめします。

ただし、参考にすることと、そのまま真似することは違います。

確認するべきなのは、デザインそのものだけではなく、「何を、どのように伝えているのか」という設計です。

例えば、同じジャンルの競合商品を10商品程度確認し、次の項目を比較してみましょう。

  • サムネイルで何を一番に訴求しているか
  • どんな構図や背景写真を使っているか
  • 2枚目以降では何をどの順番で説明しているか
  • 価格帯によって訴求内容が違うか
  • レビューで評価されている特徴を画像に反映しているか
  • 競合商品が十分に伝えられていない情報はないか

例えば、競合商品が「価格の安さ」を中心に訴求している場合、自社商品の強みが品質や使い勝手にあるなら、その違いを前面に出すという選択肢があります。

また、多くの競合が白背景の商品写真だけを使用しているのであれば、商品に関連した使用シーンの写真を活用することで、別の印象を与えられる可能性があります。

ただし、競合と違うデザインにすれば必ず売れるというわけではありません。

大切なのは、ターゲットにとって魅力的で、かつ競合商品とは違う価値を伝えられるかどうかです。

競合調査の目的は、真似するデザインを探すことではありません。

競合が何を伝えていて、自社は何を伝えるべきなのかを見つけることが、商品画像の差別化につながります。

商品画像を公開した後はクリック率・転換率を確認する

商品画像は、制作して公開すれば終わりではありません。

実際にユーザーがどのような行動をしているかを確認しながら、改善していくことも大切です。

主に確認したい指標は、クリック率(CTR)と転換率(CVR)です。

クリック率(CTR)でサムネイルの効果を確認する

クリック率とは、表示された回数のうち、どれだけクリックされたかを表す指標です。

例えば、広告が10,000回表示されて100回クリックされた場合、クリック率は以下のようになります。

100クリック ÷ 10,000表示 × 100 = 1%

楽天のRPP広告など、表示回数とクリック数を確認できる施策では、CTRをサムネイル改善の参考指標として利用できます。

ただし、クリック率は画像だけで決まるものではありません。価格・レビュー・掲載順位・検索キーワードなども影響します。

そのため、画像の変更前後で比較する場合は、できる限り条件が近い期間を比較するようにしましょう。

転換率(CVR)で商品ページ全体の効果を確認する

転換率とは、商品ページへのアクセスに対して、どれだけ購入につながったかを表す指標です。

例えば、商品ページに1,000回のアクセスがあり、そのうち20件の注文が発生した場合、転換率は以下のようになります。

20件 ÷ 1,000アクセス × 100 = 2%

画像を変更した後に転換率が上がった場合、商品の魅力がより伝わるようになった可能性があります。

一方で、価格やレビュー、ポイント倍率、広告流入の変化なども転換率に影響するため、画像だけが原因とは断定できません。

サムネイルの改善と商品ページ内画像の改善は、可能であれば分けて行い、どの変更が成果につながったのかを確認することをおすすめします。

まとめ|楽天の商品画像はガイドラインを守るだけでなく「売るための設計」が必要

今回は、楽天市場の商品画像サイズ・ガイドラインから、売上につながる画像の作り方まで解説しました。

楽天市場では、正方形700×700ピクセル以上の商品画像が推奨されており、実務では1200×1200ピクセルを基準に制作すると扱いやすいでしょう。

また、第1商品画像とSKU画像では、テキスト占有率20%以下、枠線の禁止、背景の制限などのルールを遵守する必要があります。

しかし、私たちが最もお伝えしたいのは、ガイドラインを守ることだけで満足してはいけないということです。

商品画像を作る目的は、ルールに適合したきれいな画像を完成させることではありません。

商品画像を作る本来の目的は、商品の魅力を伝え、売上につなげることです。

誰がターゲットなのか。その人は何を求めているのか。どんな印象を与え、何をどの順番で伝えるべきなのか。

こうした設計を行ったうえで、文章やデザインを考えることが、売上につながる商品画像制作の基本だと考えています。

まずは競合商品の画像とレビューを確認し、自社商品が誰にどんな価値を提供できるのかを整理することから始めてみてください。

楽天の商品画像サイズ・ガイドラインに関するよくある質問

Q1. 楽天市場の商品画像は1200×1200ピクセルで作成すればよいですか?

はい。1200×1200ピクセルは実務上おすすめできる制作サイズです。楽天公式の推奨は700×700ピクセル以上の正方形であり、1200×1200ピクセルが必須というわけではありません。

Q2. 楽天の商品画像は20%以上の文字を入れると登録できませんか?

必ずしも登録時点でエラーになるとは限りません。ただし、第1商品画像とSKU画像ではテキスト占有率20%以下がガイドライン上のルールです。登録できた場合も、違反と判断される可能性があるため修正してください。

Q3. 楽天の商品画像は白背景にしなければいけませんか?

必ずしも白背景にする必要はありません。第1商品画像とSKU画像では、単色白背景または商品に関連した写真背景が原則として認められています。ただし、白以外の単色背景や不適切な合成背景には注意が必要です。

Q4. 2枚目以降の商品画像にも20%ルールは適用されますか?

原則として適用されません。テキスト占有率や背景などの画像登録ガイドラインは、第1商品画像とSKU画像を対象としています。ただし、2枚目以降も法令や楽天市場のその他の規約を守る必要があります。

Q5. 楽天の商品画像は最大何枚まで登録できますか?

商品画像欄には最大20枚まで登録できます。ただし、20枚すべてを使用する必要はありません。購入判断に必要な情報を整理し、商品の特徴やターゲットに応じて適切な枚数を設定することをおすすめします。

Q6. 楽天の商品画像をAmazonにもそのまま使用できますか?

画像によっては使用できますが、各モールのガイドラインを確認する必要があります。特にAmazonのメイン画像では、商品カテゴリーに応じて白背景やテキスト禁止などの規定があります。楽天用に文字を入れた画像を、そのままAmazonのメイン画像に流用することは避けましょう。