楽天スーパーセール(楽天スーパーSALE)の申請方法|対象条件・審査・売上アップと検索順位につなげる活用法

楽天市場を運営していて、「楽天スーパーセールの商品申請はどうやるのか」「スーパーSALEサーチに掲載するにはどんな条件があるのか」「申請したのに審査で落ちた場合はどうすればいいのか」と困っている方もいると思います。
結論からいうと、楽天スーパーSALEサーチへの基本的な申請方法は、対象商品の販売価格と販売期間をスーパーSALE用に設定し、RMSの「店舗設定 > 商品管理 > イベント商品申請」から対象商品を申請し、審査結果を確認するという流れです。
ただ、この記事で本当に伝えたいのは申請方法だけではありません。
楽天スーパーSALEは、「期間中に売上を作って終わる施策」ではなく、アクセス数・転換率・販売実績を一気に作り、スーパーSALE終了後の自然流入と通常販売につなげるために使う施策だと私たちは考えています。
スーパーSALE中だけ売上が伸びても、終了した瞬間にアクセスも売上も元通りになり、また広告と値引きを続けなければ売れないのであれば、かなり苦しい状態です。
スーパーSALEを使ってどの商品を育てるのか。期間中にどこまで販売するのか。終了後にどのような状態を作りたいのか。ここまで決めてから参加した方が、10%、20%、場合によっては50%という値引きをする意味があります。
この記事では、楽天スーパーセールの具体的な申請方法、対象条件、審査で不合格になりやすいポイントから、アクセス数・転換率・検索順位を意識したスーパーSALEの活用方法まで、実際の楽天運用の考え方を交えて解説します。
- 1. 楽天スーパーセールの申請方法は5ステップで進める
- 2. 楽天スーパーセールへ申請できる対象条件を確認する
- 3. 楽天スーパーセールの申請で不合格になりやすいポイント
- 4. 楽天スーパーセールは通常ページとコピーページのどちらで申請するべきか
- 5. 楽天スーパーセールを活用するとアクセス数と転換率を伸ばしやすい
- 6. 楽天スーパーセールの本当の目的は、終了後の自然流入を増やすこと
- 7. 楽天スーパーセールは終了後の状態から逆算して設計する
- 8. 楽天スーパーセール後にアクセス数と売上を維持するためにやること
- 9. 楽天スーパーセールでは全商品を値下げする必要はない
- 10. 楽天スーパーセールは売上アップではなく「売れる状態」を作るために使う
- 11. スーパーSALEの運用設計に迷ったらE-AIBOUでも相談できます
- 12. 楽天スーパーセールの申請方法に関するよくある質問
- 13. まとめ
楽天スーパーセールの申請方法は5ステップで進める
まず、検索されている方が一番知りたい申請方法から説明します。
楽天スーパーSALEサーチへ商品を掲載するまでの基本的な流れは、以下の5ステップです。
| ステップ | やること | 主な確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 申請する商品と割引率を決める | 10%以上または50%以上の値引き条件を確認 |
| 2 | 商品の販売価格・販売期間を設定する | スーパーSALE対象期間内になっているか確認 |
| 3 | RMSのイベント商品申請から申請する | 個別申請または一括申請を選択 |
| 4 | 審査結果を確認する | 一次・二次チェックの結果を確認 |
| 5 | 不合格商品を修正する | 不合格理由を確認し、締め切りまでに対応 |
楽天市場公式のRMS Service Squareでも、スーパーSALEサーチはRMSの「イベント商品申請」機能から申請し、掲載条件をクリアした商品だけが表示されると案内されています。
参考:RMS Service Square「スーパーSALEサーチイベント商品申請を通過するには??」
1.スーパーSALEに申請する商品と割引率を決める
最初に、スーパーSALEへ出す商品と値引き率を決めます。
楽天スーパーSALEサーチには、大きく分けて「スーパーSALE半額以下商品」と「スーパーSALE割引商品」があります。
- 元値から50%以上値引き:スーパーSALE半額以下商品
- 元値から10%以上値引き:スーパーSALE割引商品
たとえば通常価格5,000円の商品を20%OFFにする場合、
5,000円 × 20% = 1,000円引き
5,000円 − 1,000円 = 4,000円
なので、スーパーSALE期間中の販売価格を4,000円に設定します。
半額サーチを狙うなら、同じ5,000円の商品であれば2,500円以下にする必要があります。
注意したいのが、割引率は小数点以下が切り捨てられることです。楽天公式でも、49.9%OFFは50%OFFとは判定されず、半額サーチ対象外になると案内されています。
50%OFFを狙うのであれば、ギリギリの価格設定ではなく、実際の判定で50%以上になるかまで確認してください。
2.販売価格と販売期間をスーパーSALE用に設定する
対象商品が決まったら、RMSから商品情報を変更します。
基本的には、
RMS > 店舗設定 > 商品管理 > 商品一覧・登録

から対象商品を開き、スーパーSALE期間中の販売価格や販売期間を設定します。
ここで特に間違えやすいのが販売期間です。
楽天公式では、販売開始日時・販売終了日時の両方が楽天スーパーSALE期間内に入っている必要があり、販売期間が設定されていない商品も対象外と案内されています。
また、近年は楽天モバイル契約者向けの先行セールが設定される会期もあります。楽天公式ヘルプでは、対象となるユーザーは本セール開始前24時間から対象商品を購入できる仕組みが案内されています。
開催日時や対象条件は会期ごとに確認し、RMS・店舗運営Naviに表示される最新の日程を基準に設定してください。
3.店舗設定からイベント商品申請を行う
商品側の設定が完了したら、スーパーSALEの商品申請を行います。
RMSで、
店舗設定 > 商品管理 > イベント商品申請
へ進みます。
申請商品が少ない場合は「個別申請」、大量の商品をまとめて登録する場合は一括申請を利用します。
個別申請の場合は、確認事項・規約を確認したうえで、申請したい商品の商品管理番号を入力して申請します。
数商品程度であれば個別申請でもそれほど大変ではありません。ただ、数十商品、数百商品となると手入力はかなり厳しくなります。一括申請や商品一括編集機能を使った方が現実的です。
楽天公式のRMS Service Squareでも、商品情報を一括編集し、販売期間や価格をまとめて設定する方法が紹介されています。
4.イベント商品申請の審査結果を確認する
申請したら終わりではありません。
スーパーSALEサーチへの掲載には審査があり、楽天公式では一次チェックを通過した商品が二次チェックへ進み、両方を通過して初めて掲載が決定すると案内されています。
審査結果はRMSのイベント商品申請画面から確認します。
ここ、意外と見落としやすいのですが、楽天公式によると審査結果についてメールなどで通知されるわけではありません。申請した後は、自分でRMSを開いて結果を確認する必要があります。
5.不合格の商品は理由を確認し、修正して再度チェックする
審査結果が不合格になっていても、原因を特定して修正できる場合があります。
「申請したから、あとはスーパーSALEまで待とう」と放置するのではなく、必ず結果画面まで確認してください。
楽天公式のサポート記事では、イベント商品申請は目安としてスーパーSALE開催の約3週間前から約1週間前までと案内されています。また、申請数が多い場合は受付が早期終了する可能性もあります。
締め切り直前に初回申請すると、不合格だったときに修正する時間がほとんど残りません。
スーパーSALEに出す商品が決まっているのであれば、申請開始後なるべく早い段階で一度チェックまで通してしまう方が安全です。
楽天スーパーセールへ申請できる対象条件を確認する
申請方法自体はそれほど難しくありません。
むしろスーパーSALEで面倒なのは、「商品管理番号を入力して申請すること」ではなく、その商品が審査条件を満たしている状態を作ることです。
特に確認したいのが、割引率、元値となる価格、販売実績、SKU、販売期間です。
| 確認項目 | 主な条件 |
|---|---|
| スーパーSALE割引商品 | 比較対照価格から10%以上値引き |
| スーパーSALE半額以下商品 | 比較対照価格から50%以上値引き |
| 販売期間 | スーパーSALE対象期間内に設定 |
| 当店通常価格 | 過去の販売実績に関する条件を満たす必要がある |
| SKU | 販売中SKU単位で対象条件を満たす必要がある |
「当店通常価格」を元値にする場合は販売実績が必要
スーパーSALEで二重価格表示を行う場合、「普段5,000円の商品を今だけ2,500円」と見せたいからといって、自由に5,000円を元値として設定できるわけではありません。
楽天公式では、「当店通常価格」を比較対照価格として使う場合、原則として以下の販売実績が求められています。
- スーパーSALE開始時からさかのぼって8週間のうち、合計4週間以上、その元値で販売している
- 販売期間自体が8週間未満の場合は、販売期間の過半かつ2週間以上、その元値で販売している
- スーパーSALE開始時からさかのぼって2週間以内にも、その元値で販売実績がある
ここは、新商品を急にスーパーSALEへ出そうとすると引っかかりやすいポイントです。
「次のスーパーSALEでこの商品を大きく売りたい」と考えているなら、スーパーSALE直前に考え始めるのではなく、通常価格で販売実績を作る期間まで逆算して準備する必要があります。
メーカー希望小売価格などを比較対照価格として使用する場合は条件が異なるため、自社の商品でどの価格表示が使えるのかを事前に確認してください。
二重価格表示に関する公式条件:楽天市場「楽天スーパーSALEサーチについて」
1つでも対象外のSKUがあると商品ページ全体が対象外になる
サイズやカラーなど複数のSKUがある商品は、さらに注意が必要です。
楽天公式では、SKU単位で判定が行われ、同一商品ページ内に1つでもスーパーSALEの対象条件を満たさないSKUがあると、その商品ページ自体がスーパーSALE半額以下商品・割引商品の対象にならないと案内されています。
たとえば、
- ブラック:20%OFF
- ホワイト:20%OFF
- レッド:通常価格のまま
という商品が販売中になっている場合、レッドだけ通常価格だからといって、ブラックとホワイトだけが自動的にスーパーSALE対象になるわけではありません。
販売中のSKU全体を見て条件を確認する必要があります。
また、50%OFFのSKUと20%OFFのSKUが同じ商品ページ内に混在している場合、その商品ページは「半額以下商品」ではなく「割引商品」として扱われます。
SKU数が多い商品ほど、申請前に全SKUの価格・販売状態を確認しておいた方が安全です。
楽天スーパーセールの申請で不合格になりやすいポイント
スーパーSALEの申請で「×」が出た場合、闇雲に触るのではなく、まず何が条件を満たしていないのかを切り分けます。
特に最初に確認したいのは以下です。
- 販売期間がスーパーSALE期間内に設定されているか
- 販売期間そのものを設定し忘れていないか
- 割引率が10%以上になっているか
- 半額サーチなら50%以上になっているか
- 表示価格が適切に設定されているか
- 「当店通常価格」の販売実績条件を満たしているか
- 販売中の全SKUが条件を満たしているか
楽天公式では、表示価格が「自動選択」または未設定の場合、スーパーSALE申請時の元値として利用できないと案内されています。
また先ほど触れたとおり、49.9%OFFは小数点以下切り捨てにより49%OFFとして扱われるため、半額サーチには入りません。
商品指定クーポン、スーパーDEAL、価格変更などについても、申請前後の設定状況によって審査へ影響するケースがあります。細かな判定期間や対象条件は開催回によって確認事項が変わる可能性があるため、最終的にはその会期の店舗運営Naviに記載された条件を正として確認してください。
一度合格した後も、スーパーSALE開始まで何を変更してもいいわけではありません。商品価格、SKUなど審査に関係する項目を大きく変更する場合は、掲載条件から外れる可能性があります。
「合格したから完成」ではなく、開催まで商品情報を不用意に触らないことも実務では大切です。
楽天スーパーセールは通常ページとコピーページのどちらで申請するべきか
スーパーSALEへ申請するときに迷いやすいのが、現在販売している商品ページをそのまま使うのか、スーパーSALE用のコピーページを作るのかです。
どちらが絶対に正しいという話ではありません。
| 比較 | 通常ページで申請 | コピーページで申請 |
|---|---|---|
| スーパーSALE前の販売 | 販売期間設定によって購入できない期間が発生しやすい | 元ページで通常販売を継続しやすい |
| 既存レビュー | 既存ページのレビューをそのまま活用できる | 別ページになるためゼロからの状態になりやすい |
| SALE期間中の実績 | 今後育てたい元ページへ蓄積できる | コピーページ側へ蓄積される |
| 向いているケース | これから育てたい商品 | 通常時も売れており販売停止を避けたい商品 |
私たちが「スーパーSALEをその後の自然流入につなげる」という目的で考えるのであれば、これから検索順位や通常時の売上を伸ばしたい商品ほど、元の商品ページを育てることを優先して考えます。
一方ですでに毎日かなり売れている商品を長期間購入できない状態にすると、通常売上の機会損失が大きくなることもあります。
商品ごとに「今の売上を止めたくないのか」「今後このページを育てたいのか」を見て使い分けてください。
楽天スーパーセールを活用するとアクセス数と転換率を伸ばしやすい
では、なぜ私たちはスーパーSALEを積極的に活用した方がいいと考えているのでしょうか。
理由はかなりシンプルで、アクセス数と転換率の両方を動かせる可能性があるからです。
売上は大きく、
売上 = アクセス人数 × 転換率 × 客単価
に分解できます。
通常の施策では、広告ならアクセスを増やす、商品ページ改善なら転換率を上げる、といったように一つのKPIを中心に改善するケースも多いです。
スーパーSALEは、専用サーチによる露出増加と値引きによる購入ハードルの低下が同時に起こるため、アクセス数と転換率を一度に動かしやすいイベントです。
転換率が伸びやすい理由は、価格メリットが明確だから
転換率については分かりやすいです。
通常価格5,000円の商品と、スーパーSALE限定で3,500円になっている商品があれば、その他の条件が同じならSALE期間中の方が購入する理由は強くなります。
もちろん、値引きすれば必ず転換率が上がるという意味ではありません。
商品のレビューが極端に少ない、配送に時間がかかる、商品画像で魅力が伝わらない、競合よりそれでも価格が高いなど、他の条件で負けていれば購入されないこともあります。
ただ、価格という大きな購入判断材料を通常時より有利な状態にできることは、スーパーSALEの強みです。
アクセス数が伸びやすい理由は、競争する商品群を絞り込めるから

もう一つがアクセスです。
楽天市場の通常検索では、同じ検索キーワードにヒットする多数の商品と競争します。
一方、スーパーSALE期間中には専用のスーパーSALEサーチが設置され、「スーパーSALE半額以下商品」「スーパーSALE割引商品」として対象商品が表示されます。
楽天公式のRMS Service Squareでも、スーパーSALEサーチへ掲載されることでアクセス数アップが見込めると案内されています。
ここでは分かりやすく、仮の数字で考えてみます。
通常検索で「財布」と検索したとき、仮に10,000商品が競合していたとします。
そのうちスーパーSALEの50%OFF条件を満たす商品が2,000商品しかなければ、半額商品に絞ったユーザーに対しては、10,000商品ではなく2,000商品の中で競争できます。
10,000 ÷ 2,000 = 5
競合商品の母数だけで単純化すると、5分の1の市場で戦えることになります。
ただし、「競合数が5分の1だからアクセスが必ず5倍になる」という意味ではありません。検索順位、商品画像、価格、レビュー、検索需要なども影響します。
ここで伝えたいのは、通常検索とは別に、値引き条件を満たした商品の中で露出を取れる入口が増えるということです。
通常時には競合に埋もれてほとんどアクセスされない商品でも、スーパーSALEをきっかけにユーザーへ見てもらえる可能性があります。
楽天スーパーセールの本当の目的は、終了後の自然流入を増やすこと

ここからが、この記事で最も伝えたい部分です。
私たちは、ECや楽天市場で最終的に目指したい状態は、極端にいうと、
広告費をかけなくても、値引きをしなくても、自然流入でユーザーが商品ページへ入り、購入してくれる状態
だと考えています。
もちろん、完全に広告費ゼロ、値引きゼロにすること自体が目的ではありません。利益が出るなら広告も使えばいいですし、イベント時に値引きをすることもあります。
ただ、売上を維持するために毎月広告費を増やし続け、常に10%OFF、20%OFFをしなければ売れない状態より、自然検索から継続的にアクセスが入り、通常価格でも購入される商品の方が経営的には強いです。
では、その状態をどう作るのか。
楽天市場が公開している検索順位の考え方を見ると、検索ロジックでは商品情報だけではなく、検索ワードごとの商品クリック率や転換率、レビュー、配送品質などの商品・ショップ実績も評価され、検索結果へ反映されると説明されています。
ここは少し正確に理解しておきたいところです。
「スーパーSALEで100個売れたから翌日必ず検索順位が10位上がる」という単純な仕組みが公開されているわけではありません。検索ロジックには複数の評価要素があります。
一方で、クリック率や転換率などの実績が検索結果へ反映されることは楽天自身が公開しています。
だから私たちはスーパーSALEを、「値下げして売上を作るイベント」ではなく、「通常時には作りにくいアクセスと購入実績を短期間で作り、その商品ページを通常販売でも売れやすい状態へ近づける機会」として使うべきだと考えています。
楽天スーパーセールは終了後の状態から逆算して設計する

ここを考えずにスーパーSALEへ参加すると、
「スーパーSALEで売上が上がった。よかった。」
で終わります。
そして翌月、アクセスが戻る。
売上も戻る。
また広告を増やす。
これでは、せっかく利益を削って値引きした意味が薄くなります。
スーパーSALE前に決めるべきなのは、売上目標だけではありません。
「スーパーSALE終了後、その商品をどんな状態にしたいのか」を先に決めてください。
まずスーパーSALE後の理想状態を決める
たとえば現在、ある商品の月間アクセスが1,000人、転換率が1%だったとします。
現在の購入件数は、
1,000人 × 1% = 10件
です。
スーパーSALE終了後に目指したい状態を、
自然流入アクセス1,500人 × 転換率1.5% = 約23件
と設定したとします。
そうするとスーパーSALE中に見るべき数字も変わります。
単に「売上100万円いった」という店舗全体の数字だけではなく、
- この商品に何人アクセスしたのか
- どの検索キーワードから入ったのか
- 何%が購入したのか
- 何件購入されたのか
- SALE後の自然検索順位や自然流入がどう変化したのか
を見る必要があります。
これならスーパーSALEを一回のキャンペーンではなく、商品を育てる施策として評価できます。
「何個売りたいか」ではなく「何個売れば次の状態へ行けそうか」を考える
もちろん、検索順位が何件売れれば何位になるという明確な計算式は公開されていません。
なので「50件売れば絶対に検索1ページ目に入る」といった約束はできません。
ただし、目標を置かずにスーパーSALEへ参加するより、競合商品の販売状況や現在の検索順位、通常時のアクセス・CVRを見ながら、どの程度まで実績を作りたいのか仮説を置いた方が施策としては圧倒的に管理しやすくなります。
たとえば、
通常月10件しか売れていない商品を、スーパーSALE中に50件販売する。
そのうえで、終了後2週間の自然検索順位、自然流入アクセス、通常価格に戻したあとの転換率を見る。
ここまでやって初めて、
「今回のスーパーSALEで商品ページがどれだけ育ったのか」
を判断できます。
楽天スーパーセール後にアクセス数と売上を維持するためにやること
スーパーSALE期間中にアクセスや販売実績を作れても、終了後のページが弱ければ通常価格に戻した瞬間に転換率が落ちます。
そこで、SALE後は「値引きがなくても選ばれる理由」を商品ページ側に残していきます。
検索キーワードと商品情報を見直す
楽天公式は、商品名、キャッチコピー、商品説明文、商品画像、属性情報などの商品情報も検索結果の重要な評価項目として公開しています。
スーパーSALEでアクセスが集まった商品ほど、その後放置するのではなく、実際に流入している検索キーワードや競合商品を見ながら商品情報を見直してください。
「スーパーSALEで売れたから、そのまま順位が維持されるだろう」と考えるのは危険です。
自然検索で継続的に見つけてもらうための基本的なSEO対策は、SALE後も必要です。
通常価格に戻した後の転換率を見る
スーパーSALE中に転換率が5%だった商品が、通常価格へ戻した瞬間に0.5%になったのであれば、価格メリットに大きく依存していた可能性があります。
この場合、次にやるべきことはもう一度値下げすることとは限りません。
商品画像、レビュー、送料、納期、商品説明、サイズ・仕様の分かりやすさ、競合との違いなど、通常価格でも購入される理由を増やしていきます。
SALE中のCVRと通常時のCVRを分けて見る。
これだけでも、スーパーSALEの使い方はかなり変わります。
自然流入と広告流入を分けて確認する
スーパーSALE終了後に広告を大量に出し続けていると、「商品が自然に伸びたのか」「広告でアクセスを買っているだけなのか」が分かりにくくなります。
広告を完全に止める必要はありません。
ただし、自然検索からのアクセスがどれくらい増えているのかは分けて確認してください。
たとえば、SALE前は1日30アクセス中20アクセスが広告だった商品が、SALE後は1日50アクセス中35アクセスが自然流入になったのであれば、かなり良い変化です。
逆に、売上は増えているのに流入のほとんどが広告のままなら、まだ自走しているとは言えません。
楽天スーパーセールでは全商品を値下げする必要はない
スーパーSALEが強い施策だからといって、店舗の商品を片っ端から20%OFF、50%OFFにすればいいわけではありません。
値下げには当然コストがあります。
利益を削る以上、どの商品に投資するのかを考える必要があります。
私たちなら、特に以下のような商品から優先して検討します。
- 今後の主力商品として育てたい商品
- 商品ページの転換率は悪くないが、アクセス数が足りていない商品
- レビューや販売実績を増やしたい商品
- 店舗への入口として他商品への回遊を作りやすい商品
- 値引きをしても一定の利益や将来的な回収を見込める商品
逆に、元々粗利がほとんどなく、SALE後に育てる予定もなく、リピートや他商品購入にもつながらない商品を大幅に値下げしても、単に利益を削るだけになる可能性があります。
「スーパーSALEに参加できる商品」と「スーパーSALEで値下げする価値がある商品」は別物です。
どの商品を育てたいのかを決め、その商品へアクセスと販売実績を集中させる方が、中長期では意味のある投資になりやすいと考えています。
楽天スーパーセールは売上アップではなく「売れる状態」を作るために使う
スーパーSALEは、楽天市場で短期間に売上を作るうえでかなり強力なイベントです。
専用サーチからアクセスを集めやすくなり、値引きによって転換率も上げやすくなるため、新商品やこれから育てたい商品を一気に動かせる可能性があります。
だからこそ、使わないのはもったいないです。
ただし、売上だけを目的にすると、SALEが終わった瞬間に施策も終わります。
私たちが先に考えるのは、
- この商品をスーパーSALE後にどんな状態にしたいのか
- 自然検索からどのくらいアクセスが入る状態を目指すのか
- そのためにSALE中にどの程度アクセス・購入実績を作りたいのか
- SALE後に通常価格へ戻しても購入されるページになっているか
- 広告依存度をどこまで下げられたのか
です。
スーパーSALE期間中の売上はゴールではなく、中長期的に商品を売れる状態へ持っていくための途中経過として見た方がいいです。
10%OFF、20%OFF、50%OFFをするのであれば、その値引きを「売上を買うためのコスト」だけで終わらせないでください。
販売実績を作る。
アクセスを作る。
商品ページを改善する。
自然検索から人が来る状態へ近づける。
通常価格でも売れる状態へ持っていく。
ここまで一つの施策として設計できると、スーパーSALEの意味がかなり変わってきます。
スーパーSALEの運用設計に迷ったらE-AIBOUでも相談できます
「自社の場合はどの商品をスーパーSALEへ出すべきか」「10%OFFと50%OFFのどちらを狙うべきか」「SALE期間中にどこまで販売実績を作ればいいのか」「終了後に何を見ればいいのか」など、実際の店舗になると判断に迷うことも多いと思います。
弊社では、EC運営についてチャットで相談できるE-AIBOUというサービスも提供しています。
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楽天スーパーセールの申請方法に関するよくある質問
楽天スーパーセールの商品は何%OFFから申請できますか?
スーパーSALE割引商品は比較対照価格から10%以上の値引き、スーパーSALE半額以下商品は50%以上の値引きが基本条件です。割引率は小数点以下が切り捨てられるため、半額を狙う場合は49.9%OFFにならないよう注意してください。
楽天スーパーセールの商品申請はRMSのどこから行いますか?
「店舗設定 > 商品管理 > イベント商品申請」から行います。少数商品なら個別申請、商品数が多い場合は一括申請を利用すると効率的です。
スーパーSALEの申請で不合格になったらどうすればいいですか?
まずRMSの審査結果を確認し、販売期間、割引率、二重価格、販売実績、SKUなど、どの条件を満たしていないのか確認してください。修正可能な期間であれば、内容を修正して再度チェックを受けます。締め切り直前では修正時間がなくなるため、早めの申請をおすすめします。
新商品でも楽天スーパーセールに申請できますか?
条件を満たせば可能ですが、「当店通常価格」を比較対照価格として使用する場合は販売実績に関する条件があります。スーパーSALE直前に商品を登録してすぐ申請するのではなく、次回の会期から逆算して通常販売期間を確保しておく方が安全です。
複数SKUのうち一部だけスーパーSALE価格にしても申請できますか?
販売中のSKUに対象外の商品が含まれていると、商品ページ全体がスーパーSALEサーチの対象外になる場合があります。申請前にすべての販売中SKUについて、価格や対象条件を確認してください。
楽天スーパーセールを実施すれば検索順位は上がりますか?
必ず上がるとは言えません。楽天市場の検索順位は複数の要素で決まります。ただし楽天公式は、検索ワードごとのクリック率・転換率などの商品・ショップ実績を検索結果へ反映すると公開しています。スーパーSALEを活用してアクセスや購入実績を作り、その後の商品ページ改善まで続けることで、自然検索から売れる状態を目指すことが大切です。
まとめ
楽天スーパーセールへ商品を申請する場合は、まず申請商品の価格を10%以上、半額サーチを狙うなら50%以上値下げし、販売期間をスーパーSALEの対象期間へ設定します。
その後、RMSの「店舗設定 > 商品管理 > イベント商品申請」から対象商品を個別または一括で申請し、審査結果を確認します。不合格の商品があれば理由を確認し、申請期限までに修正してください。
ただ、スーパーSALEで最も大切なのは申請を通すことでも、期間中だけ大きな売上を作ることでもありません。
スーパーSALEをきっかけにアクセス数・転換率・商品実績を作り、終了後に広告や値引きへ依存しなくても自然検索から売れる商品へ育てられたか。そこまで含めてスーパーSALEの成果だと私たちは考えています。
次回のスーパーSALEでは、「何%OFFにするか」だけではなく、「このSALEが終わったとき、この商品をどんな状態にしていたいか」から逆算して施策を設計してみてください。


















